文武廟とセットで見たい!台湾で一番広い日月潭観光の魅力とは?
日月潭観光は、都会の喧騒を逃れリゾート地でのんびり過ごしたい方にぴったりです。
連なる山々に囲まれた神秘的な湖、日月潭は台湾のど真ん中にあり台湾で一番広い湖です。
国立風景区に指定されている日月潭ではとにかく美しい景色を堪能することができますが、特に夕日や台湾八景の1つに数えられている秋の月は一際印象的です。
湖周辺は蒋介石が母親を偲んで建てた46mの慈恩塔や日本統治時代に2つの寺院が合併してできた文武廟などの見所を回ることができる8本の遊歩道が伸びている為、スムーズに観光しやすいでしょう。
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また、日月潭に古くから住んでいる台湾最少原住民族のサオ族は、現在伊達邵(イータサオ)と呼ばれる集落に住んでいます。
ショーは1回20分ほどで終わりますが、観客もステージに上がるよう促され、盆踊りのようにして一緒に踊ることができます。
旧暦の8月1日から1か月間行われる祖霊祭のシーズンなら、サオ族の伝統歌舞を見ることができます。
近年は観光客も歌舞の中に招き入れ、お祭りに参加できるようになっているようです。
このサオ族にとって聖地でもあり、日月潭のシンボルにもなっているのが、湖面に浮かぶラルー島です。
週末限定の遊覧船や料金交渉制のボートをチャーターすれば間近で見ることができますが、上陸することはできません。
1999年に起きた大きな地震の影響で、今は山頂部がわずかに残っているだけです。
台中公園からタクシー10分!独特の雰囲気が魅力の宝覚寺観光のポイント
宝覚寺観光も台中の見逃せない名所です。
台中駅近くの台中公園からタクシーで10分程度乗ったところにある宝覚寺は、正式名称は宝覚禅寺と言います。
宝覚寺の本堂は屋内装飾が中国風、柱は西洋風で屋根は日本式の黒瓦…と色々な建築様式がブレンドされた独特の雰囲気が魅力的です。
1928年に建立されたと言われ、そう歴史深いお寺ではありません。
ただ日本のお寺とも西洋の寺院とも違う、そして台湾の純粋な伝統的なお寺とも異なるエキゾチックなデザインが強く印象に残るでしょう。
瓦屋根が使われていることからも日本と関係の深いお寺と言うことがお分かり頂けるかも知れません。
境内には日本人墓地もあり、戦前台湾で亡くなった仁保人移民の遺骨も奉納されています。
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一番インパクトがあるのは敷地内の巨大な布袋さまの像です。
全身ゴールドの煌びやかな布袋さまは、なんと高さが30mもあるのでご尊顔を拝むのに顔をうんと見上げなければなりません。
七福神の布袋さまは台湾では弥勒仏と呼ばれますが、黄金の弥勒大仏のおへそを触るとへそくりが増えて立地に、耳を撫でると幸せになれると言われています。
実際には大仏が大き過ぎておへそや耳に触ることはできませんが、像の近くにコンパクトサイズの弥勒仏があるので、ご利益を得たい方はそちらの像を触らせて貰いましょう。
ミニサイズの弥勒仏像は触られる為に置かれているので、遠慮なく撫でまわしても構いません。
台湾最大級の廟が魅力の文武廟観光の3つのポイント
文武廟観光では台湾最大級の廟と、今から2,000年も前に偶然見つかった幻想的な天然湖、日月潭の両方を堪能することができます。
日月潭は台湾屈指の景勝地とされ海外からも大勢観光客が訪れますが、文武廟からの眺めは特に神秘的だと言われています。
日月潭自体、台湾で一番景色が良いと太鼓判を押す地元住人が多く、期待して間違いないでしょう。
2,000m級の山々に囲まれている為、湖面の表情も刻一刻と変わります。
思わず引き込まれそうになる程美しい日の入りと、台湾八景にも含まれる秋の月も有名です。
台湾八景は清朝統治時代、日本統治時代、中華民国時代、そして2005年交通部観光客によって選出された現在のものと、時代時代に合わせて4回も選び直されています。
日月潭は日本統治時代から3回連続で台湾八景として認められていますし、特に1953年の中華民国時代には「双潭秋月」と言って日月潭で眺める秋の月の美しさが称賛されています。
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さて、湖畔北部に位置する日月潭観光のハイライトスポット、文武廟は1938年に建立された中国宮殿式の廟です。
廟は文廟で文の神、孔子が祀られている前殿、武廟で武の神様である岳飛や関羽が祀られている中殿、後殿の三殿様式になっていてとても重層的です。
廟門をくぐり前殿に上がる階段の両側に置かれている8mもの高さがある一対の獅子像、前殿と中殿の間を飾る九頭の龍の彫刻も、文武廟観光の見所の1つです。
日月潭エリアでトップクラスの人気スポット「玄奘寺」の魅力とは?
玄奘寺観光は、西遊記ファンの定番コースです。
台湾本島のちょうど中央に位置する日月潭(リーユエタン)にある三蔵法師の霊骨が安置されている寺院、玄装寺参りは欠かせません。
見所の多い日月潭エリアでも1、2を争う観光スポットです。
日本では架空の人物とされる三蔵法師は西暦602年に生まれ、11歳で両親を失った2年後洛陽浄土寺に出家して入り、20歳で長安からインドに渡ったとされる実在の高僧です。
43歳の時再び長安に戻ってからは多くの経論を残し、62歳でこの世を去りました。
玄奘寺の門をくぐり、目の前の本堂1階に像が起これていますが、中国式灯篭の中に納められている骨は最上階の3階に祀られています。
1999年の大地震で壊れかけたものの、現在は復旧され被害後が分からないようになっています。
また、三蔵法師の黄金仏像が祀られている、日月潭に突き出た先端にある玄光寺(シエンクワンスー)に行く為には遊歩道を歩けばOKです。
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玄光寺は台湾に住む人間にとっても絶好の観光スポットなので、常に大勢の観光客で賑わっている状態です。
玄光寺から石段で降りてすぐ目の前の玄光寺碼頭からは、台湾原住民族の中で一番人数が少ないサオ族の聖地ラルー島が浮かんでいるのも見ることができます。
地震の影響で現在は山頂部しか残されていませんが、サオ族の最高神パシャラが住む特別な場所と言われています。
上陸は許されていませんが、遊覧船で近くまで行けば、島と湖の神秘を感じ貴重な経験ができるでしょう。
紹興酒の産地で世界的に有名な埔里観光の3つポイント!
埔里観光のメインスポットは、バスターミナルから1km程度の距離にある埔里酒廠見学です。
埔里は「台湾のへそ」と呼ばれているのは、台湾島のちょうど真ん中にあるから。
質の良い水に恵まれている土地ゆえ極上の紹興酒、希少価値の高い野菜、美味と評判の埔里ビーフンなどグルメも唸らせる特産品がたくさん揃っています。
埔里のお酒と郷土料理に舌鼓を打つ為に、この地に立ち寄る観光客も少なくありません。
霧社や清境農場、蘆山温泉などを巡るルート上にある為、交通アクセスも良く南投県旅行では外せない観光エリアになっています。
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さて、埔里酒廠が設けられた日本統治時代の1917年から時代に合わせて常に最高級のお酒を造り続け、醸造の歴史を紡いでいます。
設立当初に醸造された天皇陛下御用達の「萬寿酒」、中華民国復帰時代、総統主催の国宴で提供された「介寿紹興酒」は、今でも語り継がれている名酒です。
紹興酒の生産地として世界的に知られている埔里では、自然豊かな台湾でも特に水質に優れた水が湧き出ている愛蘭泉の水がお酒造りに使われています。
現在は「愛蘭白酒」の人気が高く、香りの高さでも群を抜いています。
埔里酒廠では見学コースが用意されているので、紹興酒の製造過程を見ることもできますし、紹興酒アイスなど新しく開発されたフードの試食タイムもあります。
お酒はもちろん、芸術価値の高い酒壺も展示されている文物館も見所の1つです。
日帰り旅行も可能な台湾中部の鹿港観光のポイントとは?
鹿港観光は、2012年に開催された台湾ランタンフェスティバルで一気に脚光を浴び、現在人気が再燃している状況です。
台湾の新幹線、高鉄が開通し、日帰り旅行先にも選びやすくなった影響も少なくありません。
台湾中部、彰化県の鹿港は深い歴史を紡ぐ土地で、台湾夜市に慣れたグルメ派も納得する美味しいお店が多いエリアとしても知られています。
屋台で扱うメニューも豊富ですが、特に気になるのが日本では珍しいアナジャコをさっと揚げた蝦猴酥でしょうか。
梅干しなど美味しいオカズを褒める時「この1粒でご飯が3杯食べられる」と表現しますが、台湾でもご飯が進む蝦猴酥のことを「一隻蝦猴配三碗粥」と言うそうです。
戦争中粉ミルク代わりに飲まれていた粉と砂糖、白ゴマに熱湯を注いだ麺茶も鹿港の名物で何件かのお店で飲むことができますが、特に美味しいと評判になっているのが東華麺茶です。
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そして鹿港観光のメインスポットは台湾の紫禁城とも呼ばれる第一級古跡、鹿港龍山寺です。
「龍山寺=台北」の印象が強いかも知れませんが、実は鹿港にある鹿港龍山寺は台湾中の龍山寺の中で保存状態が一番優れています。
政府が建てた台北龍山寺と異なり鹿港のものは民間が建て、お寺のあちこちに暗号が散りばめられているので是非暗号探しと謎解きに挑戦してみて下さい。
また、鹿港には媽祖を祀る廟、天后宮も鹿港天后宮と勒建天后宮の2か所が、すぐ近くにあります。
台湾最古の媽祖像が祀られているのが鹿港天后宮です。鹿港天后宮同様、中々見掛けない凝った造りの天井も見逃せませんし、最近奉納された恋愛の神さま月下老人像も見所の1つです。
遠くからでも圧巻の迫力!台湾最大規模を誇る中台禅寺観光の魅力とは?
中台禅寺の観光では108段の階段を登る覚悟をしなければなりません。
台湾のへそとも言われる南投県南投埔里郊外に、3年間の設計期間、7年間の建設期間の合計10年間もの歳月を費やして建てられたのが中台禅寺です。
約2万6,000坪の敷地に37階建ての高さを持つ建物が建てられていますが、中央には煩悩の数と言われる108段の階段がある金色の塔がそびえ立つ姿はまさに壮観です。
もちろん膝に自信がない方なら無理は禁物ですが、日ごろ悩まされている煩悩を払拭する為…と思えば長い階段も乗り越えられそうです。
一般的な禅寺からは華美な装飾とは無縁の質素な佇まいを連想されるかも知れませんが、台湾最大規模を誇る中台禅寺(中台禪寺)は離れた距離からも見る者を圧倒する迫力に満ちています。
お寺の内部に置かれている仏教関連の像も贅を凝らしたつくりで1つ1つ印象的です。
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また、ツアーでも中台禅寺観光とセットで組まれることが多い近隣の清境農場は、お子さま連れのファミリーにぴったりの観光スポットです。
雲の上の桃源郷、台湾のスイス…など広々とした草原を褒め讃える別名がつけられている程、居心地抜群の避暑地です。
羊と戯れることができる清境牧場では毎週週末と祝日に午前と午後の2回、羊の羽毛刈りショーも開催されています。
ただし普段以上に観光客が増える夏と冬の行楽シーズンには、水曜日以外の毎日ショーを見ることができるそうです。
くねくねと曲がりくねった道の散歩が魅力の九曲巷観光とは?
九曲巷観光では、地名通りびっくりする程くねくねと曲がりくねった道を楽しむことができます。
九曲巷がある彰化市鹿港の民間歌謡、竹枝詞(チクシシ)でも「鹿江曲巷聞茗酒、冬日偷閒是一臨、十月風沙吹不入、九天霜雪凍難侵」と言う詩があります。
砂や塵を防いでくれる曲がりくねった道のおかげで、冷える冬に歩いていても寒さを感じにくく、まるで春のようなポカポカ気分になれる、と言う意味です。
九曲巷は大体1~2時間もあればゆっくり回ることができますが、生活感漂う路地散歩は異国情緒を味わいたい観光客にぴったりです。
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ちなみに九曲港は9つの曲がり角がある為にこの名前で呼ばれていると思われていますが、曲り角は9つどころかもっとたくさんあります。
泉州街、瑤林街、暗街仔や低厝仔を通る大有街、金盛巷に鹿港の旧道は繋がっていますが、その昔村を開発する目的で川沿いに家が建てられ、道も自然に曲がりくねってしまったそうです。
当時石材がたくさんあった為、泉州石と赤い煉瓦が九曲巷の地面に敷き詰められましたが、1970年代には一時アスファルトに替えられてしまいました。
これでは景観が損ねられてしまう、と言うことで80年代に民族芸術復興対策が施され鹿港の古跡も保存されました。
現在では再び趣きのある赤煉瓦地面が戻り、電線も地下に埋められているので興ざめすることなく古き良き時代の雰囲気を堪能することができます。
ただ歩くだけでも驚く程満足できるのが、台湾の歴史的な観光スポットの魅力かも知れません。
道教の守護神!天后宮観光の魅力とは?
天后宮観光は台湾旅行のメジャーな見学コースです。
とは言っても天后宮とは台湾や中国、上海やマカオで信仰されている道教において航海と漁業の守護神である媽祖(マソ)を祀る廟のこと。
日本でも媽祖信仰が伝えられていますので、今でも30か所ぐらいで媽祖像を祀る神社やお寺がありますが、台湾本島でも多くの天后宮が建てられています。
日本統治時代、台湾総督府の方針で一時的に制限、撤去されたこともありましたが、戦後は再び信仰が復活し新しいものもどんどん建立されました。
大小合わせれば数百単位の天后宮が点在します。
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本格的な天后宮参りをしたいなら、媽祖のバースデーである旧暦3月23日を目指せば台湾全土で行われている盛大なお祭りに参加することができます。
いくつかの大きな天后宮の中でも特に有名なのが、1746年に建てられた天上聖母、媽祖を主祀とする台北天后宮です。
清時代には清水祖師廟、龍山寺、そして当時は新興宮と呼ばれていた台北天后宮は艋舺三大廟に数えられていました。
航海の安全を祈願する女神さまですが、願い事を叶える力が強く、いつの間にか望むことを何でも実現してくれる万能の神として崇められる存在になっています。
国家一級古跡に認定されている大天后宮は装飾も美しく、細部まで趣向が凝らしてあります。
更に、縁結びの神さまとして知られる月下老人の寺廟もありますから、近年日本の若い女性の間でも恋愛のパワースポットとして人気を集めています。
高級茶の阿里山茶でも有名な阿里山の観光ポイントとは?
台湾中央部に位置する阿里山観光は、台湾の壮大な自然に触れる旅をしたい方にぴったりです。
昔から名山として知られる阿里山は台湾茶の中でも特に高価なお茶(阿里山茶)の産地としても有名です。
阿里山と言う独立した山ではなく、玉山連邦に沿ってそびえ立つ2,000m級の山々を総称し、阿里山と呼ばれています。
その昔、檜の原生林が広がっていたと言われる阿里山は、年間の平均気温が15℃しかなく避暑地にぴったりの土地です。
冬は厳しい寒さの中移動することになりますが、御来光の美しさを見に毎年多くの旅行客が訪れています。
シーズンごとに様々な表情を見せてくれる自然豊かな山なので、いつ行っても印象的な山岳風景を楽しむことができます。
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ちなみに台湾全土でも一番美しいとされる御来光ポイントは、祝山(ツウシャン)です。夏は5時、春秋は6時、冬は7時頃日が昇ります。
祝山には阿里山の自然を満喫できるメインスポット、阿里山森林遊楽区がありますから、日の出を拝んだ後は森林の散策コースを歩いて帰るのがオススメコースです。
沼平駅から徒歩15分の位置に建つ受鎮宮(ショウツェンコン)も、阿里山観光の見逃せないスポットです。
受鎮宮は神蝶と言う神の使いの蝶が現れる廟とされ、福徳正神や玄天上帝など道教の神さまたちが祀られています。
1969年に改築された廟は赤と金があしらわれた華美な装飾が特徴的です。
毎年旧暦3月に迎える玄天上帝の誕生日に、蝶の群れが神像の上に飛んできて誕生日が過ぎるまで留まると語り継がれています。