台北の九份観光で立ち寄るべき魯肉飯と老舗中国菓子店
九份観光では街のシンボルにもなっている赤い提灯を眺めながらそぞろ歩きすることになりますが、九份のメインストリートは基山街(チーシャンチエ)です。
映画のロケ地に選ばれたことが代々的な村おこしのきっかけになりましたが、観光地として脚光を浴びるまで基山街は地元の人間の為の雑多な生活用品を売るお店の集まりでした。
現在は食べ物の屋台も多く、お土産物を扱うお店が軒を連ね、とても賑わっています。
九份観光のトワイライトツアーの動画はこちら
小腹が空いたら名物の魚団子(ユーワンタン)のスープ、魚丸湯や台湾の伝統食の八角が効いた肉そぼろご飯、魯肉飯(ルーロウハン)など手軽な軽食を食べることができる九份江記伝統魚丸(チウフェンチャンチーチュワントンユィーワン)に立ち寄りましょう。
スイーツ好きなら、創業100年の老舗中国菓子店で売られている店内手作りの中華まんや餅菓子がオススメです。
また、九份には基山街と直角に交わるもう1つの小径、豎崎路(シューチールウ)がありますが、こちらは石段の坂道が続きます。
豎崎路には、九份を舞台にした映画「非情城市」にも使われている有名なお茶屋さん阿妹茶酒館(アーメイチャーチウクワン)があります。
カフェとしてもお食事処としても利用できますが、訪れた際はせっかくなので九份の海原と家並みを見渡すことができる2階席に座りましょう。
豎崎路では入場無料の昇平戯院(シェンピンシーユエン)も、見逃せない立ち寄り処です。
金鉱採掘時代に栄えた劇場が観光客用にリニューアルされ、黄金時代のチケットやポスターなど繁栄の面影を伝える展示物を見ることができます。
台湾観光の定番なら台湾北部の「九份」がおすすめ?
台湾の観光スポットの中でスタジオジブリの宮崎駿監督映画「千と千尋の神隠し」公開以来、日本人旅行客が殺到しているのが台湾北部の山間の町九份です。
元々台湾の寂れた村に過ぎなかった九份は、19世紀の終わり頃金の採掘によって発展し、日本統治時代に最盛期を迎えた歴史があります。
第二次世界大戦後金の採掘量が激減し、1971年には金鉱が閉山されてからは再び人が去って行きました。
ところが1989年、禁断の事件2.28事件を取り上げて大ヒットした映画「非常城市」のロケ地に選ばれてから、再び人気を取り戻します。
ノスタルジックな九份独特の雰囲気に魅せられた若者が多く訪れ、台湾国内に空前の九份ブームが巻き起こりました。
この勢いに乗って本格的な町おこしに励んだ結果、海外からも大勢の旅行客が足を運ぶ観光スポットになったそうです。
いずれにしても、九份が異国情緒溢れる街並みを残していることは事実です。あなたの目で確かめてみてください。
千と千尋の舞台?九份の動画
九份の町並みの動画
街自体は規模が小さいので半日もあれば隅々まで回ることができますが、民宿もあるのでのんびり滞在するプランもオススメです。
特に夜は赤いランタンで飾られるエキゾチックな雰囲気を堪能することができますし、海を見下ろす夜景の美しさも定評があるので夕方以降の観光が狙い目です。
ただし海沿いの山間部ですから天候が変わりやすく、しょっちゅう雨が降るので雨具や防水仕様のアウターは欠かせません。