台湾で最初にできた街「延平老街」がおすすめの延平観光とは?
台南の延平観光なら、異国情緒溢れる台湾の伝統的な街並みをぶらぶらしたい…と考えている旅行客も満足できる筈です。
延平観光の目玉は日本とも関係が深い台湾の英雄、鄭成功と日本人の母親、5人の妻を祀る延平群王祠ですが、台湾で最初にできた街と言われる延平老街も外せない観光エリアです。
観光地では「隅から隅まで見よう」と気構えてしまいがちですが、延平群王祠で歴史のお勉強をしたら肩の力を抜いて延平老街を歩きましょう。
安平老街の動画はこちら
台南 安平老街のアクセスマップ
たくさんのお店が並ぶ延平老街は夜市ではありませんから、午前中から夜9時ぐらいまで賑わっています。
果物の蜜漬けを売る創業130年以上の老舗店も必見です。軽食やおやつにも困りませんし、ドライフルーツなどのお土産を購入したりして、時間を気にせずのんびり歩きましょう。
本格的にお腹が空いたら有名な牡蠣のお店もあります。セルフ式レストラン陳家蚵捲には牡蠣フライや牡蠣オムレツなど牡蠣好きには堪らないメニューがたくさん用意されています。
観光客にはあまり知られていませんが、延平老街がある台南は牡蠣の産地としても有名です。値段も安く、日本では考えられない程の安価でフレッシュな牡蠣を堪能することができます。
屋台ではなく席が十分に用意されている2階フロアもあるので、落ち着いて台湾グルメを味わいたい旅行者にもぴったりではないでしょうか。
2007年に歴史建築として登録された西螺延平老街文化館など、延平老街近くには観光スポットも多いので老街で休憩しながら付近の名所を回りましょう。
美人湯として名高い台東県の知本温泉の3つの魅力とは?
知本温泉は観光地を慌ただしく回るよりもゆったりお湯に浸かりたい…とのんびりした旅行を楽しみたい旅行者にぴったりです。
台湾東部、台東県の知本温泉は美人湯として名高く、地元の方にも湯治場として親しまれています。
台北県の鳥来温泉や宜蘭県の礁渓温泉同様、知本温泉の無色無臭の炭酸水素塩泉は血の巡りを促進させ、新陳代謝の活性化、神経痛などの症状の改善効果が期待できます。
街中でも温泉が噴き出しているので、日本の草津温泉のような温泉街を楽しむことができますし、ホテルや旅館、民宿など宿泊施設も多いので泊まるところには困りません。
150か所近くある台湾の温泉地の中でも、知本温泉は特に湯治に適している良泉なのでじっくり腰を据え何日か滞在するコースもオススメです。
宿泊施設も安宿からSPA設備が完備した高級リゾートホテルまで色々ありますし、予算に応じて選ぶことができます。
知本温泉の動画はこちら
台湾知本温泉のアクセスマップ
また、知本温泉を訪れたら是非立ち寄って欲しいのが、杉原海洋保護区です。
生態体験には最適の不思議な場所で、遠浅の海ではシュノーケリングをしなくても魚に触れることができます。
岩場が多いので注意が必要ですが、びっくりする程人懐っこく寄ってくる魚に大人も感動を覚える筈です。
台東エリアには30か所以上の観光地があるので行き先のチョイスに迷うところですが、時には温泉地で時間を気にせず過ごすコースも悪くない筈です。
年間の半分しか行けない!台湾屈指の東部離島「緑島」 の魅力とは?
緑島観光では、色々とユニークな体験をすることができる筈です。
台湾東部の台東から船で50分ほど進むと辿り着く緑島は、かつて流刑の地として選ばれていた少々いわくつきの観光スポットです。
日本統治時代には火燒島と呼ばれていましたが、緑島は元々火山の噴火によって誕生した島です。
台湾緑島観光の動画はこちら
台湾 緑島のアクセスマップ
もちろん現在では台湾屈指の観光地として、国内外から観光客が押し寄せる人気スポットになっています。
ただし台風などの影響もあるので、島に渡ることができるのは4月から9月の半年程度に限られています。
島に住む2,000~3,000人ほどの住民も、観光収入が見込めない時期には本土に渡り一帯が閑散とする為、観光時期には気をつけましょう。
緑島には小型機のみ着陸できる空港もありますが、定員20名ほどなのでオンシーズンに予約を入れるのは至難の業です。
海が荒れている日は酔い止めを欠かせませんが、基本的には船を使うのが一般的なルートです。
その昔政治犯として緑島に送られたものの、現在は政界で活躍している著名人の名が刻まれている人権記念碑、洞窟内部に流れ込んだ水でできた観音像で有名な観音洞も必見です。
朝日と月景色の両方を満喫できる約300mの遊歩道、海から入り込む海水が崖にぶつかり、勢いよく砕け散る馬蹄橋、珊瑚と貝殻の海浜等々中々遭遇できない景色に出会える筈です。
タオ族伝統の地下屋が魅力の台湾の離島「蘭嶼島」観光とは?
蘭嶼観光で絶対に見逃せないのが、東清湾に面する野銀部落でかつて住居として使われていたタオ族の伝統地下屋です。
地下屋には現在でも生活している先住民がいますから、生活の邪魔をしないよう礼儀正しく観光しましょう。
地下屋は、海岸から延々と続く斜面部分の地面を掘り下げ、半地下状態の家屋に屋根を取り付けた独特の住宅様式です。
観光客が宿泊体験することができる民宿もあるので、滅多にできない貴重な体験を希望する方は是非民宿に予約を入れましょう。
蒸し暑い気候の中でも屋根を取り付け、半地下に住むことでだいぶ涼しい環境で過ごすことができ、もし台風に襲われた時も強風に吹き飛ばされにくくなる効果が期待できます。
低い母屋の入り口から腰を曲げ、ほとんど這うようにして室内に入ると、狭い内部は洞窟のようになっています。
蘭嶼島観光の動画はこちら
蘭嶼島のアクセスマップ
蘭嶼島自体、特に夏場は蒸し暑くなる気候ですが、外部がじめじめと気温を上げている時も地下屋の中は乾燥し、直接うだるような熱気が入り込むことはありません。
誕生当初は完全に地下だったそうですが、時代が移り変わるにつれて半地下状態になりました。
入り口近くに白い石を並べ月の光を反射して光源にしたり、現在でも驚くような工夫を随所に見ることができます。
冬場の寒い時期は煮炊きの煙を虫除けにし、熱を暖房替わりに利用するなど、建築を学んでいる人間にとっても得るところが多い住宅様式です。
エキゾチックな観光スポットとショッピングも充実の高雄観光の魅力とは?
台湾の高雄は観光スポットが非常に多く、時間が限られているなら「行きたいところリスト」を作って効率的に回れるよう工夫した方が良いかも知れません。
何しろ高雄は目まぐるしい発展を遂げている真っ最中の台湾第2の大都市で、観光地としても急激に人気が上昇しているエリアです。
台湾独特のエキゾチックな観光スポットと大都会らしいショッピングストリートが混在していますから、同じグループでも観光目的によって目的地がはっきり分かれる場所です。
高雄観光の動画はこちら
高雄のアクセスマップ
伝統的な観光地を堪能したいなら高雄を代表する景勝地、蓮池潭風景地や旗津風景区がオススメですが、毎年100万人以上の観光客が押し寄せる澄清湖も見逃せません。
澄清湖は高雄で最大規模を誇る人工の湖で、敷地内の水族館や中興塔、九曲橋など見所満載のエリアです。
人造湖ながら高雄市で一番大きな湖である為、台湾南部屈指の観光地として名高く、台湾西湖とも呼ばれています。
元々工業用貯水池としてつくられたとはとても思えない程美しい土地で、九曲橋は「曲橋釣月」として、澄清八景に数えられています。
1961年に建てられた湖の中の海洋奇珍園も、元々核防止対策用につくられた地下トンネルだったものが水族館に生まれ変わったものです。
かつて核シェルターだった水族館、と言うだけでも普通の水族館とは違う雰囲気を楽しめそうですよね。
ちなみに、湖畔の公園はほとんど森になっている状態で、お散歩よりはハイキングコースになっているエリアも少なくありません。
高雄の定番コース「寿山公園」観光の3つのポイント
寿山公園観光は名所が多い高雄の中でも特に定番コースになっています。
高雄南西部の寿山は、南から北に続くサンゴ礁の上に形成された兵陵地で、緑豊かな天然のランドマークになっています。
石灰岩でできた洞窟では鍾乳石の結晶を眺めることができますし、法興寺や千光寺などパワースポットも多く色々な楽しみ方ができます。
国民革命の烈士たちの霊を弔う為に建てられた中国宮殿建築様式の忠烈祠も有名な観光スポットです。
忠烈祠は高台にあるので、高雄市内を一望することもできますし、高雄港もよく見える絶景ポイントでもあります。
寿山公園の絶景動画はこちら
寿山公園のアクセスマップ
寿山公園は万寿山公園とも呼ばれていますが、台湾アカゲザルの保護区でもあるので、運が良ければサルたちのダンスを間近に見ることができます。
森の中で群れをなして遊んでいる姿を見かけることも珍しくありません。サルはもちろん、爬虫類や鳥、大型哺乳類も多く生息している為、動物好きなら1日いても飽きないかも知れません。
公園の左側には動物園がありますが、この国立動物園は南台湾最大規模を誇る動物園で、アップダウンも割と激しいのでハイキング感覚で出掛けることをオススメします。日本の多摩動物園のように、自然の中につくられた巨大動物園です。
寿山動物園ではホワイトタイガーをはじめ、ライオンやイグアナ、チンパンジーなどお馴染みの動物から珍しい台湾熊まで一通り動物たちを見ることができます。
台北から90分!龍虎塔が魅力の蓮池潭の観光ポイントとは?
蓮池潭観光ではパワースポットを存分に回ることができます。
台湾南部の街、風情豊かな港町が広がる高雄の中でも特に見応えのある名勝地、蓮池潭風景地(リエンチータンフォンチンチュウ)は年間を通して人が絶えることがありません。
蓮池潭風景地は全長1.4kmほどの湖、蓮花潭の周囲およそ5kmを囲むようにして、中国風の色鮮やかな像や塔が点在しています。
蓮池潭の動画はこちら
蓮池潭のアクセスマップ
蓮池潭の見所は湖畔に集中しているので観光しやすい点も魅力の1つです。体力に自信がない方は、電動自転車をレンタルしてサイクリングを楽しみながら回るコースもオススメです。
このエリアで絶対に外せないのが、カラフルな龍と虎が巨大な口を開けて出迎えている龍虎塔です。塔に渡るくねくねした架け橋を歩き目の前まで来て「龍と虎、どちらの口から入ろう…」なんて悩むことはありません。
台湾では一番良い動物が龍、悪い動物が虎と考えられています。この龍虎塔では龍の口から入って虎の口から出てくることで災いを消し、吉を増すことができると信じられています。
他の観光客の人もぞろぞろと龍の口から入っていく筈なので、予備知識がなくても大丈夫かも知れません。塔は外部だけではなく、内部も色彩豊かな壁画で飾られていますし、塔の上からは離れた場所の寺廟を見渡すこともできます。
虎の口から出たところにレンタル電動サイクル屋さんがありますから、北門跡、春秋閣、北極亭玄天上帝神像、蒋経国の銅像、孔子廟…と湖畔を回って名所巡りに出掛けましょう。
台湾高雄の夜市なら「六合夜市」がおすすめな2つの理由とは?
六合夜市は観光しながら食事を楽しむ場です。
台湾観光の良いところは、あちこちに夜市がある為、予約をいちいち入れなくても思いたったらすぐに好きなものを食べることができる点でしょう。
屋台料理と言っても日本のお祭りでお馴染みのB級屋台グルメとは異なり本格的なメニューも多く、近くにテーブルや椅子も用意されているので食べ歩きが苦手な方でも安心です。
夕方17時頃から朝方5時頃まで賑わっている六合夜市は、高雄の夜市の中でも特に知名度が高く20~30年も続いている屋台も少なくありません。
六合夜市の動画はこちら
六合夜市のアクセスマップ
六合夜市は1950年に誕生して以来、年々賑わい食べ物はもちろん、衣類を売る屋台など全長約380mの間に170件以上ものお店が並んでいます。
観光客にはチャイナドレスやペット用の衣類の屋台も人気を集めていますが、飲食店では特に生絞りフルーツジュースが有名です。
六合夜市に限らず、気候が暖かく果物がよく実る台湾では、新鮮なフルーツをつかったスィーツがたくさんあります。
ジュースもフレッシュジュースとして売られていることが多く、普段濃縮還元に慣れている方はストレートジュースの美味しさに驚く筈です。
とりわけ人気の高いパパイヤミルク店も既に40年以上の歴史を持つ老舗店で、地元ファンも多い為行列を覚悟しなければなりません。
その他、台湾ではメジャーなさとうきびジュースも観光客に人気で、六合夜市でもちょくちょく見掛けます。
台南市の一級古跡の観光ポイント『赤嵌楼(赤カン楼)』の魅力とは?
赤嵌楼観光では台湾の激動の歴史の流れを感じることができる筈です。
台湾の一級古跡、台南市の赤嵌楼を見に毎年多くの観光客が訪れますが、赤嵌楼はオランダから中国、そして日本を経て台湾…と4つの国に統治され各国の歴史が混在しています。
台湾にはド派手な中国風の建築物も多く残されていますが、この赤嵌楼はそういった建物とはまた違う上品な雰囲気が強く、豊かな風情をじっくり感じることができます。
さて、入り口で1人50元のチケットを購入して中に入ると、日本で言う狛犬の役割を果たしている左右の獅子が迎えてくれます。
入り口と言っても正式な正門は西側の小さな門で、東側、南側からも入ることができます。
赤嵌楼(赤カン楼)の動画はこちら
赤嵌楼(赤カン楼)のアクセスマップ
シックな赤い色に染められた赤嵌楼の前に並ぶ、良い功績を遺した人を湛える文が綴られた巨大な亀の石碑も必見です。
千年の長寿を全うしようとしている亀の石碑自体スピリチュアルパワー満載ですが、石も金門島からわざわざ採掘された貴重ものと伝えられています。
本殿は内部も鮮やかな彩色が施され、天井を見上げて歩くことになります。細かい部分までこだわっていることが伝わる装飾から眼を離せず、2階に辿り着くまでに時間がかかるかも知れません。
2階から隣の文昌廟を眺め、美しい庭園を見下ろすことができますが、昼と夜でまるで違う景色を見せてくれる為、滞在中2回足を運んでも飽きないと評判です。
文昌廟には学問の神さまとして名高い魁星爺が祀られている為、受験を控えた大勢の台湾の学生が毎年合格祈願の為に訪れるそうです。
台南駅から徒歩15分!延平の観光スポット「延平群王祠」の魅力とは?
延平群王祠観光に訪れる日本人観光客は多く、ツアーの立ち寄り先としてもメジャーです。
台湾では日本にゆかりのある観光スポットが少なくありませんが、延平郡王洞もそういった史跡の1つです。
台湾の歴史に触れたい旅人にぴったりの観光エリア、延平のメインスポットは1662年に建てられた延平郡王洞です。
今では台湾国内でもすっかり貴重な存在になってしまった福州式の建築様式が伝えられています。
延平群王祠の動画はこちら
延平群王祠のアクセスマップ
台南駅から歩いて10~15分程で着く延平郡王洞は朝8時から夕方17時30分まで見学可能で、入場料は特別必要ありません。
境内の鄭成功文物館は月曜日が定休日なので、見学する時は曜日に気をつけましょう。
鄭成功文物館も含め、大体1時間ぐらいで見て回ることができる観光スポットですが、見学前にはこの洞の成り立ちを少々勉強しておくと印象も違うかも知れません。
もちろんパンフレットや館内の解説には日本語訳もついていますから、全く知識がなくてもその場で学ぶことができます。
延平郡王洞は鄭成功と母親、5人の奥方を祀って建てられましたが、鄭成功の母親は平戸の商人の娘だった田川まつと言う日本人です。
17世紀に鄭成功は田川まつと中国人商人の間に生まれ、7歳まで日本で育ち台湾で活躍し38歳の若さで亡くなりました。
日本統治時代には日本の寺院や神社の様式に改修され、開山神社と名前も変えられてしまいましたが、現在は再び元の姿に戻されています。
残された鳥居や絵馬からそういった歴史を感じることもできます。