くねくねと曲がりくねった道の散歩が魅力の九曲巷観光とは?
九曲巷観光では、地名通りびっくりする程くねくねと曲がりくねった道を楽しむことができます。
九曲巷がある彰化市鹿港の民間歌謡、竹枝詞(チクシシ)でも「鹿江曲巷聞茗酒、冬日偷閒是一臨、十月風沙吹不入、九天霜雪凍難侵」と言う詩があります。
砂や塵を防いでくれる曲がりくねった道のおかげで、冷える冬に歩いていても寒さを感じにくく、まるで春のようなポカポカ気分になれる、と言う意味です。
九曲巷は大体1~2時間もあればゆっくり回ることができますが、生活感漂う路地散歩は異国情緒を味わいたい観光客にぴったりです。
九曲巷の動画はこちら
九曲巷のアクセスマップ
ちなみに九曲港は9つの曲がり角がある為にこの名前で呼ばれていると思われていますが、曲り角は9つどころかもっとたくさんあります。
泉州街、瑤林街、暗街仔や低厝仔を通る大有街、金盛巷に鹿港の旧道は繋がっていますが、その昔村を開発する目的で川沿いに家が建てられ、道も自然に曲がりくねってしまったそうです。
当時石材がたくさんあった為、泉州石と赤い煉瓦が九曲巷の地面に敷き詰められましたが、1970年代には一時アスファルトに替えられてしまいました。
これでは景観が損ねられてしまう、と言うことで80年代に民族芸術復興対策が施され鹿港の古跡も保存されました。
現在では再び趣きのある赤煉瓦地面が戻り、電線も地下に埋められているので興ざめすることなく古き良き時代の雰囲気を堪能することができます。
ただ歩くだけでも驚く程満足できるのが、台湾の歴史的な観光スポットの魅力かも知れません。