台北の九份観光で立ち寄るべき魯肉飯と老舗中国菓子店
九份観光では街のシンボルにもなっている赤い提灯を眺めながらそぞろ歩きすることになりますが、九份のメインストリートは基山街(チーシャンチエ)です。
映画のロケ地に選ばれたことが代々的な村おこしのきっかけになりましたが、観光地として脚光を浴びるまで基山街は地元の人間の為の雑多な生活用品を売るお店の集まりでした。
現在は食べ物の屋台も多く、お土産物を扱うお店が軒を連ね、とても賑わっています。
九份観光のトワイライトツアーの動画はこちら
小腹が空いたら名物の魚団子(ユーワンタン)のスープ、魚丸湯や台湾の伝統食の八角が効いた肉そぼろご飯、魯肉飯(ルーロウハン)など手軽な軽食を食べることができる九份江記伝統魚丸(チウフェンチャンチーチュワントンユィーワン)に立ち寄りましょう。
スイーツ好きなら、創業100年の老舗中国菓子店で売られている店内手作りの中華まんや餅菓子がオススメです。
また、九份には基山街と直角に交わるもう1つの小径、豎崎路(シューチールウ)がありますが、こちらは石段の坂道が続きます。
豎崎路には、九份を舞台にした映画「非情城市」にも使われている有名なお茶屋さん阿妹茶酒館(アーメイチャーチウクワン)があります。
カフェとしてもお食事処としても利用できますが、訪れた際はせっかくなので九份の海原と家並みを見渡すことができる2階席に座りましょう。
豎崎路では入場無料の昇平戯院(シェンピンシーユエン)も、見逃せない立ち寄り処です。
金鉱採掘時代に栄えた劇場が観光客用にリニューアルされ、黄金時代のチケットやポスターなど繁栄の面影を伝える展示物を見ることができます。
台北観光でタクシーに乗る時の3つの注意点!
台北観光ではタクシーを使う機会もある筈なので、簡単に乗り方のコツなどについてお話したいと思います。
地方とは異なり台湾全域の中でも台北は特にタクシーの交通量が多く、どのエリアを観光するのにも役立ちます。
黄色く塗装された車がタクシーなので、離れた距離からも見つけやすいでしょう。
タクシー流通量も都市部と地方ではかなり差がありますが、タクシー料金も場所によって違います。
台北市は比較的安いエリアで、都会から離れる程高くなる傾向があります。
台北市内から乗る初乗り料金は70元で、市内の有名な観光スポット台北101までなら渋滞抜きの条件で200元程度が相場価格です。
台北のタクシー車内からの景色の動画はこちら
タクシーのトランクを利用するには10元かかる、と説明しているガイドブックも少なくありませんよね。けれど実際には、トランクに荷物を入れてもオプション料金は請求されないケースが大半です。
ただしトランクの中にドライバーの私物が詰め込まれている可能性は大いにありますから、荷物の量が結構多い場合、ステーションワゴンタイプのタクシーを狙いましょう。
また、全般的に台北観光でタクシーを使う分にはそう治安の悪いこともありませんが、運転がかなり乱暴なドライバー、わざわざ遠回りするようなドライバーがたまにいるのも事実です。
ちょっと様子がおかしい、と違和感を覚えたらただちに下車した方が無難です。
タクシー自体は日本とは異なり、自動ではなく手動です。乗り込む時も自分でドアを開ける必要がありますし、座席に座ったら閉める作業が必要です。
台湾観光の会話でよく使う覚えておくべき7つの台湾語とは?
台湾観光では現地の言葉が全くできなくても、ガイドブックと身振り手振りで何とか必要なことは通じるので、そう心配することはありません。
むしろ本格的に台湾で通じる語学をマスターしようとしても、純粋な中国語以外の言語も色々混じっていますし、方言がきつい地域も多いので網羅し切れないと言うのが現状です。
もちろん、最低限の中国語をマスターしておけば台湾観光がぐっと楽になることは間違いありません。
「こんにちは」の挨拶「你好(ニイハオ)」と「ありがとう」を意味する「謝謝(シェシェ)」は有名ですよね。
「さようなら」の「再見(サイツェン)」も覚えておきたい挨拶ですし、他にも覚えておくと便利な言葉は色々あります。
例えば英語のエクスキューズミー、「すみません」の代わりに使われているのが、「対不起(トゥイプチー)」です。
お店や宿泊先の人に声をかける時、この表現を知っていると話しかけやすくなるでしょう。
基本的な意志を示す「YES(はい)、NO(いいえ)」は、「是(シー)、不(プー)」、分からない時に使う「I don’t Know.」は「我不トン(ウォープートン)」を使います。
「~はありますか?」と有無を尋ねる「有没有~(ヨウメイヨウ~)?」と言う質問には、ある場合「有(ヨウ)」、なければ「没有(メイヨウ)」のいずれかの言葉が返ってくる筈です。
また、「~を下さい」を意味する「給我~(ゲイウォー~)」、「~まで行って下さい」と希望を伝える「請到~去(チン ダオ~チュイ)」も台湾観光でちょくちょく使う言葉です。
「両替して下さい」、「請換銭(チン ファンチエン)」は空港で早速使うことになるので、発音で戸惑って伝わるようメモに書いておくと重宝します。
台湾観光に行く時に覚えておきたい台湾語の動画
魯肉版(ルーローハン)発祥の地としても有名な台北の「寧夏路夜市」とは?
寧夏路夜市を観光ルートに組み込めば、一般的なツアーでは体験できないディープな雰囲気を味わえるかも知れません。
有名どころだけでも10か所以上もある台湾夜市ですが、寧夏路夜市は特にローカル度が高く台湾通の間でも高く評価されています。
実は寧夏路夜市こそ台湾名物の豚肉かけご飯、魯肉版(ルーローハン)の発祥の地と言われあらゆる台湾小吃の屋台が揃っています。
同じ魯肉版でも店舗によって味付けがかなり違うので食べ比べるのもおつな楽しみですが、鬍鬚張の魯肉版は香辛料もきつ過ぎず日本人観光客にも合うと評判です。
元々ロータリーを意味する円環に美味しい魯肉版のお店が集まっていましたが、やがて廃れてしまい2005年には取り壊されています。
当時から円環夜市と呼ばれていた夜市は、現在の寧夏路通り沿いに復活し創業60年以上続いている老舗も少なくありません。
寧夏路夜市観光の散策動画はこちら
また、夜市によってはお土産もの販売の屋台も多く並んでいますが、寧夏路夜市は食べ物を扱う屋台がメインで地元の方の台所として親しまれています。
オープン時間は夕方6時頃…と少々遅いかわりに、明け方3時、4時まで営業する屋台も目立つので夜通し夜市を楽しみたい方にぴったりではないでしょうか。
寧夏路夜市は台北のMRT双連駅から歩いて10分程度のエリアにあります。駅から降りたら1、2番出口を出て民生西路方向に真っ直ぐ歩くと左側に見えてきます。
有名な問屋街、迪化街からも近いので買い物の後夕食を寧夏路夜市で頂くコースもオススメです。
2014-08-17 19:27:48
2014-08-15 13:27:54
2014-08-14 17:43:17
2014-08-14 04:36:48
中国伝統舞台芸術の鑑賞なら台北の「臺北戲棚」が見応え十分
臺北戲棚を観光すれば、台湾、中国の伝統舞台芸術を体感することができます。
台湾台北市にある臺北戲棚は京劇や民族舞踊など中国伝統舞台芸術を鑑賞することができる新しい劇場です。
臺北戲棚は台湾セメントビルの3階にありますが、このビルは日本統治時代から伝統芸術の為に奔走してきた辜一族のものです。
国際的な建築士郭茂林氏がデザインを手掛け大理石を惜しみなく使われた建物自体、見応え十分です。
一般的な劇場と臺北戲棚が大きく違うのは、上演前後や休憩中、役者さんがメイクをする姿を見せてくれたり舞台裏もオープンにしているところです。
臺北戲棚は、昔から外国の人間にも自国の伝統芸能を理解して貰おうと意図してつくられています。
その為中国語の他日本語、英語の字幕も表示して言葉の壁を気にせず演劇に集中できるよう工夫されています。
臺北戲棚(タイペイアイ)の紹介動画はこちら
元々京劇は台詞が少なく、道具や役者さんの動作、表情で表現することが多いので、言葉が分からなくてもすんなり理解しやすいでしょう。
事前に予約すれば京劇独特のメイクも体験することができますし、伝統衣装を試着して記念撮影することもできます。
当日出演した役者さんも舞台後、気軽に記念撮影に応じてくれるので演劇好きの方にも堪らないエンターテイメントスポットと言えるでしょう。
公演プログラムは毎月更新され、1部と2部では内容が違います。いずれにしても民族劇や京劇、民族楽器の演奏など濃厚な伝統文化を満喫することができます。