土産屋、飲食店、絶景ポイントまで充実した台北淡水の観光スポット
淡水はメジャーな観光地ですが、地元の人間からも大変人気がある行楽地です。
MRT淡水駅を降りたら、目の前に続いているのがメインストリートの中正路で、この道は淡水老街とも呼ばれています。
週末になると現地の人と観光客でスムーズに勧めない程賑わいますが、お土産屋さんから飲食店まで夥しい数のお店が集まっています。
淡水名物はムール貝に似ている孔雀蛤と言う貝の炒め物で、驚く程ボリュームがあります。
中国温州から受け継いだ大粒のワンタンも、シンプルな味付けなのに旨みが濃く、病みつきになる美味しさです。
台北淡水の淡水老街に立ち並ぶ飲食店の動画はこちら
また、淡水は夕日がきれいな観光地としても知られています。特に淡水駅から10分ほど大通りを歩いた先にある紅楼(ホンロウ)の3階カフェテラス席から眺める景色が一番美しい絶景ポイントだと言われています。
建物自体、築100年近く経っている歴史建築で、日本統治時代から富豪の館として有名だったそうです。
紅楼以外にも見応えのある建築物が多く、1629年にスペイン人によって建造されたサントドミンゴ要塞、紅毛城(ホンマオチョン)も見逃せません。
オランダ人の手に渡った後、英国領事館になり、現在は台湾の国家一級古蹟に指定されている非常に歴史的な遺跡です。
その他、恋人同士で淡水観光に行くなら、デートスポットになっている観光ハーバー、漁人碼頭(ユイーレンマートウ)でロマンチックな夕暮れを迎えましょう。
海に面するカフェやレストランが並んでいる多目的レジャー漁港です。整備され歩きやすい散歩林道でお散歩するのが、定番コースになっています。
台北観光なら66番透明キャビンに乗れたら幸運の猫空ロープウェイへ!
観光目的で台湾の台北に訪れる観光客は後を絶ちません。
猫空ロープウェイは2007年に開通後、翌年の台風が影響してしまい運休状態が約1年半も続きました。
2010年3月にようやく復活し、再び観光客で賑わうようになっています。
ロープウェイに不慣れな方も、猫空ロープウェイは動物園駅、動物園内駅、指南宮駅、猫空駅とたった4つの駅しかありません。
券売機にもどこの駅までいくらで乗ることができるのが見やすく書かれているので、旅行者にも安心です。
一番端の動物園駅から猫空駅まで20~30分程度で着きますから、ゆったりと景色を楽しむコースもオススメです。
猫空ロープウェイの動画はこちら
また復活後、全部で130個あるキャビンのうち、1つだけ床が全面透明になっているものが登場しました。
運よく番号66番の透明キャビンに乗ることができたら本当にラッキーです。
ただし、動物園駅と猫空駅の海抜高度差は275.2mもあります。高所恐怖症の方は、足の下が透けている状態の透明キャビンは厳しいかも知れません。
猫空駅には60軒以上も茶芸館が並んでいますが、元々茶農家が観光茶園として茶摘み風景などの見学サービスを始めたことがきっかけで有名になった観光地です。
週末は24時間営業の茶芸館が多く、一晩中お茶を飲みながら夜景や星空を眺めることができる独特な雰囲気を楽しむことができます。
台湾茶はとにかく種類が多いので代表的なお茶を覚えるだけでも一苦労しますが、このエリアのオススメ茶葉は限りなく生に近い状態の冷凍茶、鉄観音茶です。
素材の旨みを活かすシンプルな味付けが特徴的な茶葉料理のお店も揃っています。
台湾の展望台なら10以上の世界一記録をもつ「台北101」へ!
台北101は観光客にとってはもちろん、地元の方の間でも有名なエンターテイメントスポットです。
建物の名称からもお分かり頂けるように、地上101階地下5階から成る超高層ビルで509.2mもの高さがあります。
828mのドバイ、ブルジュ・ハリファ、634mの東京スカイツリー、601mのサウジアラビアのアブラージュ・アル・ベイト・タワーズに抜かれ、現在世界で4番目に高い建築物として認識されています。
完成当時は世界一の高さを記録してギネスブックにも認定されていますし、国内外で随分騒がれたものです。
ちなみに、台北101のエレベーターは東芝製で、5階から89階までたった37秒で到達する世界最速のエレベーターとしてギネス認定されています。
台北101展望台の動画はこちら
その他、世界一高いエレベーター機関室、世界一移動距離の長いエレベーターなど、台北101は10項目以上の「世界一」が認められている世界一マニアには堪らない建物でもあります。
さて、とても1日では回り切れない程見どころ満載の台北101ですが、やはり一番外せない観光スポットは89階に位置する展望台です。
5階からエレベーターで一気に上昇しますが、こちらも世界で初めて導入された気圧制御システムによって、耳がキーンとなることもありません。
高層ビルのエレベーターが苦手、と高い場所にある観光スポットに二の足を踏んでいる方も、台北101なら安心して楽しめるのではないでしょうか。
展望台は一面ガラス張りになっているので非常に開放的です。
チケットの半券を渡すだけで音声ガイド機をレンタルすることができるので、説明を聞きながら建物を見るだけであっという間に台湾に詳しくなれます。
最後に中国の番組ですが台北101の建築などに関する番組ですが面白いですよ。45分程度ありますが(笑)
世界四大博物館の一つ!台北の人気観光スポット「国立故宮博物院」
国立故宮博物院は台湾北部(台北)の観光地として大変有名ですよね。
アメリカのメトロポリタン、フランスのルーブル、ロシアのエルミタージュと並び、世界四大博物館に含まれている程、歴史的価値のある美術工芸コレクションが集められています。
国立故宮博物院は約70万点に及ぶ収蔵品を抱えています。常時展示している特に著名な宝物数百点以外には、6,000点から8,000点を3か月から6か月おきに入れ替えるシステムです。
その為、国立故宮博物院のお宝を全部見て回る為にはなんと10年以上の月日を費やさなければならない…と言われている程、膨大なコレクションを誇ります。
8,000年以上前の玉器、新石器時代にあたる5,500年前の翡翠の彫り物、古墳時代の文物など、日本の歴史の教科書にも載っているようなお宝を直接目にすることができます。
国立故宮博物院の夜景動画
車椅子やベビーカーの無料貸し出しサービス、手荷物預かりサービスを利用できるチェットカウンターでは、日本語の音声ガイドセットも用意してあります。
1日に2回行われている当日無料ガイドは中国語と英語のみなので、国立故宮博物院の主要文物を分かりやすく解説して貰いたい方は是非日本語音声ガイドを利用しましょう。
国立故宮博物院は建物自体広く、正面アーチから本館までの距離もかなりある為、タクシーを利用する方も少なくありません。
1日がかりで見てもとても回り切れませんが、建物内部にレストランやカフェもあるのでお腹が空いても安心です。
台湾観光の定番なら台湾北部の「九份」がおすすめ?
台湾の観光スポットの中でスタジオジブリの宮崎駿監督映画「千と千尋の神隠し」公開以来、日本人旅行客が殺到しているのが台湾北部の山間の町九份です。
元々台湾の寂れた村に過ぎなかった九份は、19世紀の終わり頃金の採掘によって発展し、日本統治時代に最盛期を迎えた歴史があります。
第二次世界大戦後金の採掘量が激減し、1971年には金鉱が閉山されてからは再び人が去って行きました。
ところが1989年、禁断の事件2.28事件を取り上げて大ヒットした映画「非常城市」のロケ地に選ばれてから、再び人気を取り戻します。
ノスタルジックな九份独特の雰囲気に魅せられた若者が多く訪れ、台湾国内に空前の九份ブームが巻き起こりました。
この勢いに乗って本格的な町おこしに励んだ結果、海外からも大勢の旅行客が足を運ぶ観光スポットになったそうです。
いずれにしても、九份が異国情緒溢れる街並みを残していることは事実です。あなたの目で確かめてみてください。
千と千尋の舞台?九份の動画
九份の町並みの動画
街自体は規模が小さいので半日もあれば隅々まで回ることができますが、民宿もあるのでのんびり滞在するプランもオススメです。
特に夜は赤いランタンで飾られるエキゾチックな雰囲気を堪能することができますし、海を見下ろす夜景の美しさも定評があるので夕方以降の観光が狙い目です。
ただし海沿いの山間部ですから天候が変わりやすく、しょっちゅう雨が降るので雨具や防水仕様のアウターは欠かせません。