タオ族伝統の地下屋が魅力の台湾の離島「蘭嶼島」観光とは?
蘭嶼観光で絶対に見逃せないのが、東清湾に面する野銀部落でかつて住居として使われていたタオ族の伝統地下屋です。
地下屋には現在でも生活している先住民がいますから、生活の邪魔をしないよう礼儀正しく観光しましょう。
地下屋は、海岸から延々と続く斜面部分の地面を掘り下げ、半地下状態の家屋に屋根を取り付けた独特の住宅様式です。
観光客が宿泊体験することができる民宿もあるので、滅多にできない貴重な体験を希望する方は是非民宿に予約を入れましょう。
蒸し暑い気候の中でも屋根を取り付け、半地下に住むことでだいぶ涼しい環境で過ごすことができ、もし台風に襲われた時も強風に吹き飛ばされにくくなる効果が期待できます。
低い母屋の入り口から腰を曲げ、ほとんど這うようにして室内に入ると、狭い内部は洞窟のようになっています。
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蘭嶼島のアクセスマップ
蘭嶼島自体、特に夏場は蒸し暑くなる気候ですが、外部がじめじめと気温を上げている時も地下屋の中は乾燥し、直接うだるような熱気が入り込むことはありません。
誕生当初は完全に地下だったそうですが、時代が移り変わるにつれて半地下状態になりました。
入り口近くに白い石を並べ月の光を反射して光源にしたり、現在でも驚くような工夫を随所に見ることができます。
冬場の寒い時期は煮炊きの煙を虫除けにし、熱を暖房替わりに利用するなど、建築を学んでいる人間にとっても得るところが多い住宅様式です。