高雄の定番コース「寿山公園」観光の3つのポイント
寿山公園観光は名所が多い高雄の中でも特に定番コースになっています。
高雄南西部の寿山は、南から北に続くサンゴ礁の上に形成された兵陵地で、緑豊かな天然のランドマークになっています。
石灰岩でできた洞窟では鍾乳石の結晶を眺めることができますし、法興寺や千光寺などパワースポットも多く色々な楽しみ方ができます。
国民革命の烈士たちの霊を弔う為に建てられた中国宮殿建築様式の忠烈祠も有名な観光スポットです。
忠烈祠は高台にあるので、高雄市内を一望することもできますし、高雄港もよく見える絶景ポイントでもあります。
寿山公園の絶景動画はこちら
寿山公園のアクセスマップ
寿山公園は万寿山公園とも呼ばれていますが、台湾アカゲザルの保護区でもあるので、運が良ければサルたちのダンスを間近に見ることができます。
森の中で群れをなして遊んでいる姿を見かけることも珍しくありません。サルはもちろん、爬虫類や鳥、大型哺乳類も多く生息している為、動物好きなら1日いても飽きないかも知れません。
公園の左側には動物園がありますが、この国立動物園は南台湾最大規模を誇る動物園で、アップダウンも割と激しいのでハイキング感覚で出掛けることをオススメします。日本の多摩動物園のように、自然の中につくられた巨大動物園です。
寿山動物園ではホワイトタイガーをはじめ、ライオンやイグアナ、チンパンジーなどお馴染みの動物から珍しい台湾熊まで一通り動物たちを見ることができます。
台北から90分!龍虎塔が魅力の蓮池潭の観光ポイントとは?
蓮池潭観光ではパワースポットを存分に回ることができます。
台湾南部の街、風情豊かな港町が広がる高雄の中でも特に見応えのある名勝地、蓮池潭風景地(リエンチータンフォンチンチュウ)は年間を通して人が絶えることがありません。
蓮池潭風景地は全長1.4kmほどの湖、蓮花潭の周囲およそ5kmを囲むようにして、中国風の色鮮やかな像や塔が点在しています。
蓮池潭の動画はこちら
蓮池潭のアクセスマップ
蓮池潭の見所は湖畔に集中しているので観光しやすい点も魅力の1つです。体力に自信がない方は、電動自転車をレンタルしてサイクリングを楽しみながら回るコースもオススメです。
このエリアで絶対に外せないのが、カラフルな龍と虎が巨大な口を開けて出迎えている龍虎塔です。塔に渡るくねくねした架け橋を歩き目の前まで来て「龍と虎、どちらの口から入ろう…」なんて悩むことはありません。
台湾では一番良い動物が龍、悪い動物が虎と考えられています。この龍虎塔では龍の口から入って虎の口から出てくることで災いを消し、吉を増すことができると信じられています。
他の観光客の人もぞろぞろと龍の口から入っていく筈なので、予備知識がなくても大丈夫かも知れません。塔は外部だけではなく、内部も色彩豊かな壁画で飾られていますし、塔の上からは離れた場所の寺廟を見渡すこともできます。
虎の口から出たところにレンタル電動サイクル屋さんがありますから、北門跡、春秋閣、北極亭玄天上帝神像、蒋経国の銅像、孔子廟…と湖畔を回って名所巡りに出掛けましょう。
台湾高雄の夜市なら「六合夜市」がおすすめな2つの理由とは?
六合夜市は観光しながら食事を楽しむ場です。
台湾観光の良いところは、あちこちに夜市がある為、予約をいちいち入れなくても思いたったらすぐに好きなものを食べることができる点でしょう。
屋台料理と言っても日本のお祭りでお馴染みのB級屋台グルメとは異なり本格的なメニューも多く、近くにテーブルや椅子も用意されているので食べ歩きが苦手な方でも安心です。
夕方17時頃から朝方5時頃まで賑わっている六合夜市は、高雄の夜市の中でも特に知名度が高く20~30年も続いている屋台も少なくありません。
六合夜市の動画はこちら
六合夜市のアクセスマップ
六合夜市は1950年に誕生して以来、年々賑わい食べ物はもちろん、衣類を売る屋台など全長約380mの間に170件以上ものお店が並んでいます。
観光客にはチャイナドレスやペット用の衣類の屋台も人気を集めていますが、飲食店では特に生絞りフルーツジュースが有名です。
六合夜市に限らず、気候が暖かく果物がよく実る台湾では、新鮮なフルーツをつかったスィーツがたくさんあります。
ジュースもフレッシュジュースとして売られていることが多く、普段濃縮還元に慣れている方はストレートジュースの美味しさに驚く筈です。
とりわけ人気の高いパパイヤミルク店も既に40年以上の歴史を持つ老舗店で、地元ファンも多い為行列を覚悟しなければなりません。
その他、台湾ではメジャーなさとうきびジュースも観光客に人気で、六合夜市でもちょくちょく見掛けます。
台南市の一級古跡の観光ポイント『赤嵌楼(赤カン楼)』の魅力とは?
赤嵌楼観光では台湾の激動の歴史の流れを感じることができる筈です。
台湾の一級古跡、台南市の赤嵌楼を見に毎年多くの観光客が訪れますが、赤嵌楼はオランダから中国、そして日本を経て台湾…と4つの国に統治され各国の歴史が混在しています。
台湾にはド派手な中国風の建築物も多く残されていますが、この赤嵌楼はそういった建物とはまた違う上品な雰囲気が強く、豊かな風情をじっくり感じることができます。
さて、入り口で1人50元のチケットを購入して中に入ると、日本で言う狛犬の役割を果たしている左右の獅子が迎えてくれます。
入り口と言っても正式な正門は西側の小さな門で、東側、南側からも入ることができます。
赤嵌楼(赤カン楼)の動画はこちら
赤嵌楼(赤カン楼)のアクセスマップ
シックな赤い色に染められた赤嵌楼の前に並ぶ、良い功績を遺した人を湛える文が綴られた巨大な亀の石碑も必見です。
千年の長寿を全うしようとしている亀の石碑自体スピリチュアルパワー満載ですが、石も金門島からわざわざ採掘された貴重ものと伝えられています。
本殿は内部も鮮やかな彩色が施され、天井を見上げて歩くことになります。細かい部分までこだわっていることが伝わる装飾から眼を離せず、2階に辿り着くまでに時間がかかるかも知れません。
2階から隣の文昌廟を眺め、美しい庭園を見下ろすことができますが、昼と夜でまるで違う景色を見せてくれる為、滞在中2回足を運んでも飽きないと評判です。
文昌廟には学問の神さまとして名高い魁星爺が祀られている為、受験を控えた大勢の台湾の学生が毎年合格祈願の為に訪れるそうです。
台南駅から徒歩15分!延平の観光スポット「延平群王祠」の魅力とは?
延平群王祠観光に訪れる日本人観光客は多く、ツアーの立ち寄り先としてもメジャーです。
台湾では日本にゆかりのある観光スポットが少なくありませんが、延平郡王洞もそういった史跡の1つです。
台湾の歴史に触れたい旅人にぴったりの観光エリア、延平のメインスポットは1662年に建てられた延平郡王洞です。
今では台湾国内でもすっかり貴重な存在になってしまった福州式の建築様式が伝えられています。
延平群王祠の動画はこちら
延平群王祠のアクセスマップ
台南駅から歩いて10~15分程で着く延平郡王洞は朝8時から夕方17時30分まで見学可能で、入場料は特別必要ありません。
境内の鄭成功文物館は月曜日が定休日なので、見学する時は曜日に気をつけましょう。
鄭成功文物館も含め、大体1時間ぐらいで見て回ることができる観光スポットですが、見学前にはこの洞の成り立ちを少々勉強しておくと印象も違うかも知れません。
もちろんパンフレットや館内の解説には日本語訳もついていますから、全く知識がなくてもその場で学ぶことができます。
延平郡王洞は鄭成功と母親、5人の奥方を祀って建てられましたが、鄭成功の母親は平戸の商人の娘だった田川まつと言う日本人です。
17世紀に鄭成功は田川まつと中国人商人の間に生まれ、7歳まで日本で育ち台湾で活躍し38歳の若さで亡くなりました。
日本統治時代には日本の寺院や神社の様式に改修され、開山神社と名前も変えられてしまいましたが、現在は再び元の姿に戻されています。
残された鳥居や絵馬からそういった歴史を感じることもできます。