白河蓮の花フェスやダム観光が魅力の白河観光のポイントとは?
白河観光に行くなら、毎年蓮の花の最盛期を狙って白河蓮の花フェスティバルが開催される6月から9月が狙い目です。
蓮の実の産地として最近知名度をグングン上げている白河は、台南市にある蓮の郷とも呼ばれる自然豊かなエリアです。
蓮の花が延々と咲く光景は本当に美しく、極楽浄土を思わせるような神秘的な雰囲気を湛えています。
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白河のアクセスマップ
台湾南部らしいのんびりした風情を味わいながら、ゆっくり蓮の花を観賞する旅はまさに命の洗濯と言えるでしょう。
蓮の花茶の作り方、蓮の実の取り方などを教えてくれる蓮の花産業文化資訊館では食事もできますが、せっかくなので蓮の花コースを頂きましょう。
白河観光の定番蓮の花巡りの他、有名な観光スポットになっているのが白河ダムの愛称でも親しまれている鳥山頭ダムです。
アメリカ合衆国のフーバーダムが完成するまでは、世界最大の規模を誇る巨大ダムとして君臨していました。
このダム建設を計画した日本人エンジニア八田與一にちなみ、八田ダムと呼ばれることもあります。
八田氏は日本ではダム好きの方以外にほとんど知られていない存在ですが、地元の方には神さまのように崇められる存在です。
ダムにあるお墓には今でも台湾の歴代総統が参拝に訪れていますし、教科書でも紹介されている程知名度が高く、日本統治時代台湾の農業に貢献した実績が感謝されているそうです。
台湾で最初にできた街「延平老街」がおすすめの延平観光とは?
台南の延平観光なら、異国情緒溢れる台湾の伝統的な街並みをぶらぶらしたい…と考えている旅行客も満足できる筈です。
延平観光の目玉は日本とも関係が深い台湾の英雄、鄭成功と日本人の母親、5人の妻を祀る延平群王祠ですが、台湾で最初にできた街と言われる延平老街も外せない観光エリアです。
観光地では「隅から隅まで見よう」と気構えてしまいがちですが、延平群王祠で歴史のお勉強をしたら肩の力を抜いて延平老街を歩きましょう。
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台南 安平老街のアクセスマップ
たくさんのお店が並ぶ延平老街は夜市ではありませんから、午前中から夜9時ぐらいまで賑わっています。
果物の蜜漬けを売る創業130年以上の老舗店も必見です。軽食やおやつにも困りませんし、ドライフルーツなどのお土産を購入したりして、時間を気にせずのんびり歩きましょう。
本格的にお腹が空いたら有名な牡蠣のお店もあります。セルフ式レストラン陳家蚵捲には牡蠣フライや牡蠣オムレツなど牡蠣好きには堪らないメニューがたくさん用意されています。
観光客にはあまり知られていませんが、延平老街がある台南は牡蠣の産地としても有名です。値段も安く、日本では考えられない程の安価でフレッシュな牡蠣を堪能することができます。
屋台ではなく席が十分に用意されている2階フロアもあるので、落ち着いて台湾グルメを味わいたい旅行者にもぴったりではないでしょうか。
2007年に歴史建築として登録された西螺延平老街文化館など、延平老街近くには観光スポットも多いので老街で休憩しながら付近の名所を回りましょう。
台南市の一級古跡の観光ポイント『赤嵌楼(赤カン楼)』の魅力とは?
赤嵌楼観光では台湾の激動の歴史の流れを感じることができる筈です。
台湾の一級古跡、台南市の赤嵌楼を見に毎年多くの観光客が訪れますが、赤嵌楼はオランダから中国、そして日本を経て台湾…と4つの国に統治され各国の歴史が混在しています。
台湾にはド派手な中国風の建築物も多く残されていますが、この赤嵌楼はそういった建物とはまた違う上品な雰囲気が強く、豊かな風情をじっくり感じることができます。
さて、入り口で1人50元のチケットを購入して中に入ると、日本で言う狛犬の役割を果たしている左右の獅子が迎えてくれます。
入り口と言っても正式な正門は西側の小さな門で、東側、南側からも入ることができます。
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赤嵌楼(赤カン楼)のアクセスマップ
シックな赤い色に染められた赤嵌楼の前に並ぶ、良い功績を遺した人を湛える文が綴られた巨大な亀の石碑も必見です。
千年の長寿を全うしようとしている亀の石碑自体スピリチュアルパワー満載ですが、石も金門島からわざわざ採掘された貴重ものと伝えられています。
本殿は内部も鮮やかな彩色が施され、天井を見上げて歩くことになります。細かい部分までこだわっていることが伝わる装飾から眼を離せず、2階に辿り着くまでに時間がかかるかも知れません。
2階から隣の文昌廟を眺め、美しい庭園を見下ろすことができますが、昼と夜でまるで違う景色を見せてくれる為、滞在中2回足を運んでも飽きないと評判です。
文昌廟には学問の神さまとして名高い魁星爺が祀られている為、受験を控えた大勢の台湾の学生が毎年合格祈願の為に訪れるそうです。
台南駅から徒歩15分!延平の観光スポット「延平群王祠」の魅力とは?
延平群王祠観光に訪れる日本人観光客は多く、ツアーの立ち寄り先としてもメジャーです。
台湾では日本にゆかりのある観光スポットが少なくありませんが、延平郡王洞もそういった史跡の1つです。
台湾の歴史に触れたい旅人にぴったりの観光エリア、延平のメインスポットは1662年に建てられた延平郡王洞です。
今では台湾国内でもすっかり貴重な存在になってしまった福州式の建築様式が伝えられています。
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延平群王祠のアクセスマップ
台南駅から歩いて10~15分程で着く延平郡王洞は朝8時から夕方17時30分まで見学可能で、入場料は特別必要ありません。
境内の鄭成功文物館は月曜日が定休日なので、見学する時は曜日に気をつけましょう。
鄭成功文物館も含め、大体1時間ぐらいで見て回ることができる観光スポットですが、見学前にはこの洞の成り立ちを少々勉強しておくと印象も違うかも知れません。
もちろんパンフレットや館内の解説には日本語訳もついていますから、全く知識がなくてもその場で学ぶことができます。
延平郡王洞は鄭成功と母親、5人の奥方を祀って建てられましたが、鄭成功の母親は平戸の商人の娘だった田川まつと言う日本人です。
17世紀に鄭成功は田川まつと中国人商人の間に生まれ、7歳まで日本で育ち台湾で活躍し38歳の若さで亡くなりました。
日本統治時代には日本の寺院や神社の様式に改修され、開山神社と名前も変えられてしまいましたが、現在は再び元の姿に戻されています。
残された鳥居や絵馬からそういった歴史を感じることもできます。
台南中心部から1時間!塩のテーマパーク「七股塩山」の3つの魅力とは?
台南にある七股鹽山(七股塩山)は観光地として廃田が見事に生まれ変わった奇跡の場所で、現在では国内外から多くの観光客が押し寄せる人気スポットになっています。
元々台湾最大規模を誇る塩田だった七股塩山では、台湾国内向けに農工業用向けの塩を精製、供給していました。
ただ、コスト問題などから2002年、338年も続いた天日製塩の廃止が決定され、同時に国内屈指のレジャースポット計画が始動しました。
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七股塩山のアクセスマップ
七股塩場に行ってまず驚くのが、建物6階分、20m近くもの高さがある巨大な塩山です。
真っ白な塩山が地名通り七股にそびえ立つ姿は迫力満点で、どこで撮影しても良い記念写真が撮れる筈です。
1ヘクタールに及ぶ面積の塩山も見所の1つですし、実際に製塩することができる天日製塩体験コーナーも子供たちに好評です。
トロッコ列車や骨董機械展示コーナーなど、塩田の歴史を楽しむ学ぶことができる設備が満載です。
17キロほどの塩山は頂上まで登ることができますし、山のてっぺんから360度広がる台南平原の光景を眺めるのも貴重な体験ですよね。
塩でこしらえた人形や像の彫刻も、とても珍しいものです。
6種類のフレーバーから選ぶことができる塩アイスや塩珈琲、塩豆花など、塩田ならではの名物、お土産品も売られています。
塩田の本格的な歴史を知りたい方は近くの台湾塩博物館にも立ち寄ってみて下さい。